生き残ったジャパニーズスタンダードネイキッド CB400SF

ワールドウォークは様々な車種のリアキャリアを販売しています。下町生産であることや細い丸棒を組み合わせたシンプルで目立たないリアキャリアのデザインコンセプトは多くのお客様に受け入れられ、現在販売していない車種のリアキャリア開発の要望がメールやお電話で寄せられる事が多々あります。

ここ数年開発の要望として多かったのが2014年式以降のCB400SF用のリアキャリアです。2014年式以降のCB400SFはフレームやエンジン、外装類など大きな変更は加えられていませんがタンデム時にパッセンジャーがつかむグラブバーが左右一体式から左右セパレート式に変更されました。

ワールドウォークは左右一体式グラブバーを採用しているCB400SF用のリアキャリアを販売していましたが、セパレート式になった事で装着できなくなってしまいました。しかしCB400SFは排気ガス規制の問題で絶版になるという噂もあり、開発をスタートできずにいました。

しかし2017年10月19日。ホンダは突如として10月20日から規制対応してCB400SFを販売すると発表。継続して販売する事を決定したのです。ならばと多くのお客様のご要望にお答えするべく開発をスタート。遅くなってしまいましたがようやく量産品が完了しお披露目となりました。

違和感のないシンプルなデザイン

リアキャリアは機能性パーツです。そのためあまり目立たせたくないというユーザーも多く存在します。CB400SFのリアキャリアは基本的に細い丸棒で作っているので目立ちにくいですが更に機能性を落とさないギリギリのサイズまで小さく仕上げました。タンデム時に使用するグラブバーも外さないで装着できるように仕上げたので純正イメージを崩しません。

高さはギリギリまで下げて乗り降りを楽に

リアキャリアを高い位置に装着する形にしてしまうとバイクの乗降中に足をぶつけてしまう事があります。しかし逆にあまり低い位置に装着してしまうとリアボックスなどを装着する際に取り付けのボルトやステーが邪魔になってしまう事があります。CB400SFはテールカウルが後ろ上がりになっているのでリアキャリアを装着すると後ろに行くほどクリアランスが狭くなります。そこで天板をシートの開け閉めで邪魔にならないギリギリの距離まで前にしてリアボックスを装着する際にはクリアランスの広い部分が使えるように設計しました。(二箇所は余裕をもってテールカウルよりも後ろで装着する事も可能)

リアキャリアの装着位置を更に下げてテールカウル同様に後ろ側を反り返らせるデザインも検討しましたが、そうすると荷物を積載するスペースが減り、リアボックスのベースなども装着しずらくなるので見送りました。デザインと機能性をギリギリまで調整したリアキャリアです


 

リアボックスを装着することを前提にしてベースを固定する際にしっかりと4箇所で固定できるように天板を設計しました。前後に多少位置調整が可能なのでパッセンジャーを乗せる際などには調整してください。

 

最大積載量は5kg。大型のリアボックスも装着可能です。ワールドウォークのリアボックスで最大サイズの48Lも装着可能です。

 

CB400SF 2014-用リアキャリア DETAIL