他メーカーと比較して低価格なのは

こんな理由があった!!

ホンダのフラッグシップバイク CB1300SF。ツーリングでパーキングに寄ると必ず1台や2台は目撃する人気のバイクです。そしてCB750は少し前まで教習車にも採用され、1992年のデビューから2008年まで少変更はありながらも、デザイン上の大きな変更が加えられず生産されてきた人気のバイクです。CB1300SF用のリアキャリアを商品化しようと車両を手配して設計を考えていたところ、たまたま提携しているバイクショップにCB750が入荷し、キャリアの取り付けを見たところ、非常にCB1300SFの装着位置に近かった為、どちらの車両にも装着可能なリアキャリアを開発できないか?と開発チームに依頼した事からマルチリアキャリアの開発は始まりました。

商品が完成し、沢山のお客様に手にとって頂けましたが、商品を見にバンディット1250Fで来社されたお客様の車体を見てみたところ、CB750、CB1300SF用に開発したリアキャリアの取り付け位置に非常に似ていました。まさか、、、と思って取り付けてみるとカラーとボルトは変更しなければなりませんでしたが、装着する事が出来てしまいました。更に提携しているバイクショップに燃料ポンプの修理で入ってきたGSX1400の穴位置がバンディット1250と近かったので、試しに合わせてみるとやはりカラーの変更だけで取り付け出来てしまう事がわかったのです。

スズキのバンディット1250FとGSX1400に装着できたのは偶然の産物と言えますが、奇跡のビッグネイキッド4車種対応のリアキャリアが完成したのです。

※バンディット650とバンディット1200にも装着出る事が発覚しました。

CB1300は2003年にモデルチェンジし、「キレ」をキーワードとしてボディ各部にシャープさを感じさせるデザインとなり、テール部分もシャープなデザインとなりました。対してCB750のデザインは曲線と面で構成したすっきりとしたデザインを採用しています。両車種に反映されているのは、大型バイクとしての迫力を持たせながら、曲面をうまく使いすっきりとしたデザインに仕上げていることです。

そこでマルチキャリアタイプ2のデザインコンセプトはCB1300と共通の「キレ」とし、 各部のパイプは直系9mmのパイプを使用し、取り付け部分の鉄板は3mmの板を使用しました。これらの部材を採用したことによってすっきりとしたデザインにする事が出来ました。パイプ部分は基本的に直線で構成しましたが、 取り付け板部分には 流れるような流線型デザインを一部採用しています。

バンディット1250やGSX1400もテール周りがシャープにデザインされており、どの車種につけても車両のイメージを崩しません。

また、CB750もCB1300SFもグラブバーが装着されておりパッセンジャーが掴むベルトがシートに装着されていないのでパッセンジャーがタンデムバーを掴めるようにグラブバーと天板の間を広めにとりました。結果的にGSX1400もバンディット1250もグラブバーが装着されていますが、どの車種につけてもグラブバーを掴む事が出来ます。ただし厚めのグローブを装着していると手が入らない可能性はございます。

デザインコンセプトである「キレ」を実現する為に私たちが重視したのはリアキャリアの大きさです。あまり大きなリアキャリアにしてしまうと車体のイメージを大きく崩してしまいます。リアキャリアのサイズを決定するにあたり、二つの条件下での利便性を重視しました。

リアボックス(トップケース)を装着する場合にベースを装着しやすい大きさであること。
キャンプツーリングなどに行くときにリアボックスとリアシートを使って沢山の荷物をつめること。

この二点です。

リアボックスのベースを取り付けする時に各メーカーごとに若干は異なりますが、基本的にはリアキャリアにリアボックスを装着する為のベースを装着します。ベースを装着する際には波型のプレートを使用しますが、キャリア本体のデザインによっては、波型のプレートを二箇所で固定するのが難しい場合があります。その場合は、一箇所固定でも問題ありませんが、やはりしっかりと二箇所固定したほうが安心です。

マルチリアキャリアの天板はリアボックスのベースを固定する波型プレートを二箇所固定で装着しやすい設計にしており、ほとんどのメーカーのリアボックスは装着可能です。

マルチリアキャリアタイプ2が適合する車両全てタンデムグリップがシートよりも高い位置にある為、リアキャリアをグリップよりも少し高い位置に配置することで、シート、グリップ、リアキャリア三点のパーツで大きな荷物を積む事が可能にしています。また、各部の負荷を分散させる事にもなる為、より重い荷物を積載する事が可能です。