pcxは初めからウインドスクリーンが装着されています。



しかし、純正のスクリーンは、スポーティーなデザインを演出される為に取り付けされているような印象です。



そのため、ウインドプロテクション効果を感じることはあまりありません。



pcxが発売され、3年。【2014年1月現在】

すでに他社様から様々な形状のウインドスクリーンが発売されていますが、

それでも「WWのスクリーンが一番」と思える製品が完成しました。

 

デザインはもちろん大事ですが、まずは風が緩和され、快適にオートバイに乗れることを「体感」できることが第一。



とにかくサンプルを作っては走りました。コースの一つは東京の新名所 東京ゲートブリッジを含む道のりです。

ゲートブリッジは海の上にかかる橋であり、あらゆる方向から風がライダーに襲いかかります。



常に強い海風が吹き、強風の為に速度制限される日もあるぐらいです。

また、pcxとpcx150のスクリーンは共通です。

pcx150は排気量上、高速道路を走行することも可能な為、首都高湾岸線をテストコースとし、走行を繰り返しました。



これらの厳しいコースを何度も走行し、体感的に楽になることを開発コンセプトとして掲げて開発をスタートしました。

 

 

とにかく1年間にわたり、上記のようなコースを春夏秋冬走り回り、様々なデザインを試しました

スクリーンの横幅は、あまり広げると、ハンドルを切った時に干渉してしまいました。



干渉する部分だけスクリーンを曲げて、さらに横幅を広げることも可能でしたが、横に広げることで、PCXのスポーティーなイメージが崩れてしまいました。

また、横に広げてみたところで、あまり体感的な差は感じされませんでした。



体感的にあまり感じないので、スクリーンの曲げ加工はやめて、スクリーンの横幅はハンドルを切っても、ハンドルやミラーにギリギリあたらないサイズに決定しました。



縦幅に関しては、スクリーンの補強をする為の金具などを入れなくても、強度的に問題ないギリギリの長さまで伸ばしました。

高さは純正のサイズが縦幅370mm程度なのに比べて、WS-12Pは550mmありますので、約180mm程縦が長くなります。

 

 

体感には個人差があるため、確実にこうなるという保証は出来ませんが、

一人のライダーとして、感じたインプレッションをお話致します。



夏場などの虫が多い時期にヘルメットのスクリーンや顔に虫が当たるのを防ぎ、首から下に当たる風を大きく緩和します。

雨が降った時には、太ももや体の前面に当たる雨の量を軽減する効果もあります。



以外にも少し手に当たる風も軽減され、真冬の東京、海沿いの道を走行する際に手がしびれるような寒さは感じなくなりました。
【※海沿いの道路の温度計によると、2度〜3度 東京江戸川区付近 357号線】



pcx150で高速道路を80キロ巡航してみると、体に当たる風が減った事で、アクセルを開けやすくなり

スクリーンをつけたダウンフォースの影響から、より直進走行時安定性は増した様に感じました。

 

 

スクリーンは根元部分までクリアだと、取り付け部のボルトなどが丸見えになってしまい見栄えが悪かった為、黒にしました。

また、ハンドルをフルで切った状態でも、左右共にスクリーンと干渉することはございません。

 

汎用ナックルガード ws-07nと併用することで、手の甲から肩口までの風当たりを更に軽減することが可能です。

汎用ナックルガード ws-07n付属の延長ステーを使用することで、左右どちらもフルでハンドルを切っても、干渉することはございません。


クリアのほかにスモークのご用意もございます。

スモークとはいえ、透けますので、スクリーン付け根の部分はクリア同様透けない黒にしてあります。